糖分と健康

糖分の摂取過多は不健康?

甘いお菓子

糖分が歯を溶かす

虫歯は口の中に入れた糖分が酸になり、白い歯を溶かすことで発生します。 なので糖っぽい物に限らず物を食べた後はきっちり歯を磨いて食べかすを残らず落としてしまえば、虫歯になりにくくなるでしょう。 虫歯になりやすいのは砂糖のように糖分を多く含んでいるお菓子ですが、それ以外にも歯に付着しやすいものには要注意です。 糖分が少なくても口に残ってしまうとその分虫歯になりやすいのです。 また時間をかけて食べ続けるのも口の中が酸性になり歯が溶けやすくなるようです。 つまり糖分を長い時間口の中に入れておくことを避け、歯に付着していたらそれも見逃さずに歯磨きで根こそぎ取り去ってしまうことが現実的な糖分対策です。 お菓子じゃないし砂糖がたくさん入っている料理でもないし、普通のディナーだからわざわざ歯磨きしなくてもよいだろう、といった油断が虫歯を作るのです。

砂糖に秘められた力

糖分は虫歯の原因になりやすいと、口の中に入れることをためらう大人も大勢います。 ですが甘いお菓子を食べることにより安らぎを得ることもありますし、休憩がてらの気分転換にもちょうどいい成分なのは誰もが認めることでしょう。 砂糖はブドウ糖と果糖が繋がっている二糖類と呼ばれる炭水化物です。 白米の成分であるでんぷんも炭水化物ですが、こちらはブドウ糖が多数繋がっているので世界中の科学者からは多糖類と呼ばれています。 砂糖は体内に吸収されるとすぐに分解されてエネルギーとなりますので、今すぐパワーが欲しいという時には甘いものを食べるのが体力回復の基本となります。 キャラメルなんかも一粒食べればそれだけで何キロも走る体力を回復してくれますし、糖分で素早くHPを取り戻すのはアスリートならみんなやっていることです。 でんぷんも同じような効果があるのですが、こちらは回復までに数時間を要します。爆発的に回復を望むのならでんぷんよりも砂糖のほうがいいのです。

砂糖と疲労回復

体が疲れたと信号を送るのは血糖値が低下している時ですので、疲れを癒すには血糖値を上げて正常に戻してあげる必要があります。 血糖値の簡単な上げ方は、砂糖をふんだんに使っている甘くてとろけちゃいそうなお菓子をもりもり食べたり、そんなの飲んだら虫歯になっちゃうよ、と思えるほどに 甘ったるいジュースをゴクゴク飲むことです。 これらの方法ならご飯よりも吸収がはやいので、摂取して数分も待てば血糖値もメキメキ上がっていくでしょう。 食後の歯磨きは欠かせませんが、疲労回復にこれほど優れた栄養素はありません。 体がばててきたら一休みして砂糖の使われているお菓子を食べ、糖分の含まれるジュースで喉の渇きを潤す。 一服したら歯科医通いをしないで済むようしっかり歯磨きをする。これが正しい回復術です。